今年のおみくじで母も私も南の方位が良いと出ていたので、それならばと思いついたのがここでした。
観光バスをお願いしていましたが、乗り込むと他に誰もいなくて2人貸切状態、
運転手さんが何年か前の集中豪雨の話しをしてくれて今もその爪跡があちらこちらに残っていました。更地になっている場所は家が流されてそのままだとの事です。
不思議と吸い込まれるような道でした。杉の大木を何故か触りたくなったので
湿った苔の生えた杉の皮に手を当てて心鎮めていました。
そちらには10分程いました。ここを登って行きたいと思いましたが、母には無理です。
すでに、この後に待っている
400段ある石段を登ると聞いただけで
「無理や〜」とブツブツ言いだし
母もだんだん体力の衰えも感じているため最初から諦めモード全開
なんのためにここまで来たのか?
気合いの入れなおしです。
「ここはほどほどにしときー」っと言ってバスに戻りました。
天国に行っても同じ瀧が流れているらしく、その音は心静まり、心穏やかになれるそんな神秘的な場所でした。
浄化する場所、心落ち着く、鎮める場所です。
最後に熊野那智大社に向かいました。
石段をひとつひとつゆっくりと登りました。母も私も汗だくになりながらなんとか登り切りました。良かった、良かった。
周りは見渡す限り山、山それも滝を見下ろすぐらいの高さまで、登って来たようでした。ここに来るまで遠かったですが、
行ってみる価値はあります。